2024年1月10日(水)～1月21日(日)
13:00～20:00 (月.火休廊)
2024年1月10日18時～オープニングレセプション
2024年1月10日より、Thomas Gillant個展「DIMENSION BLUR」を開催いたします。
Thomas Gillantは日本在住、
知覚と現実の間を揺れ動く次元の流動性の探究をテーマに、抽象絵画やアニメーションの作品の制作を行なっています。
タイトルの「DIMENSION BLUR」は「次元の曖昧さ」という意味であり、Thomas は今回の個展のテーマについて、「奥行き、知覚、そしてデジタルと物理的メディアの相互作用の探求を行う。無限の可能性を提供するデジタル世界でありながら、物理的な物質が持つ感覚的な即時性を欠いているという、現代の実存的な二項対立を反映した、作品の触感とデジタルメディアの視覚的言語の対話である。」と語ります。
油絵具を用いスプレーガンで描かれた絵画は、雰囲気のある奥行きを感じさせ、CGの不気味な美学の影響と、データ破損やピクセル化といったデジタル現象の模倣が技術的なエッジを加え、現代生活においてデジタルデータが混沌と噴出している様を体現しています。また、コンピュータ・アニメーションによる動画は、デジタルアートと伝統的な絵画のギャップを埋め、次元の流動性というテーマに対するさらなる探求となっております。
Thomas Gillantによる現代的な解釈を持って更新する抽象的表現、ぜひご高覧ください
