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「袖すべてうらがえる」

  • silverhouse25
  • 8月14日
  • 読了時間: 1分

更新日:9月4日

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大原由、大石一貴、高橋臨太郎、久山翠、BALLGAG、松浦美桜香、米村優人

企画:戒田有生


Gallery 10[TOH]

渋谷区千駄ケ谷5-20-11 第一シルバービル1F


2025年8月15日(金)〜8月31日(日)

(月火休廊)13:00-19:00


現代までに無数に下されてきた決定、その余波、そして意思の腐り方。それらは私たちの生きる環境を形作り、時として不可視のまま継承される。選択の正しさは、世代を超えた時点でしか判明しないことがある。社会が受け入れた決断が、後になって「毒」となる現象──核実験、プラスチックの氾濫、環境破壊、制度の腐敗。では、それらは事前に防げなかったのか? どのタイミングであれば変えられたのか?


時間を経て決定が毒へと変わっていくこと。それは歴史的なレベルでも、あるいは永遠の愛を誓った相手と3ヶ月で別れてしまうような超個人的なレベルでも起こりうる。


この展覧会では、現代美術の成立に関わる空間と私たち個人の身体の極めて個人的な占有空間を「袖」という概念として扱う。その代入により、美術展示を鑑賞することに先行して行われる私たちの生活に関わる決定が、各作家によってどのように培われているのかについての考察を深めたい。そこから、慣習的に行われる決定やそれを下支えする社会空間を、実感を持って作り替えることが目的である。

戒田有生

 
 

©️YOYOGI BROADWAY BY 10NY

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