2023年8月12日~2023年9月3日 2023年8月12日18:00~オープニングレセプション
奥天昌樹、小左誠一郎の二人の作家は、共通してストイックに抽象絵画表現を追及しています。
奥天は自身の制作について、「ボードゲームにおいての初手から勝ち手の関係性に似ており、一手一手完成に向かっていく様に絵の具を置いていくイメージで作品と向き合っています」と書いていますが、小左も絵画制作を「一対一の試合的な動静」と表現しており、一筆進めると画面からの問いが発生し、それに応える次の一手を打つように制作を進めてゆくと言います。
展示タイトルの「点景」とは「風景全体の質を向上させる点的な景観構成物」と言う意味であり、例えば緑の風景の中にアクセントとして描かれた赤い人物や家などを指しています。
奥天昌樹、小左誠一郎は共に1985年生まれで、予備校時代の同級生であった二人は一定の距離を保ちながらも交流を重ね、今「軽やか」に再会しました。
作品を対峙させることにより、奥天の描く点が、小左の描く景の中にどういった響きをもたらすのか
2人のプレイヤーによる「点景」を是非ご高覧ください。
奥天昌樹
個展
2022 「photic layer 」(Gallery Hayashi+artbridge、東京)
2022 「s.p.a.c.e」(代官山 蔦屋書店、東京)
2022 「Heptapod」(MU gallery、東京)
2021 「The nursery」(GINZA SIX 蔦屋書店、東京)
2021 「A Whiter Shade of Pale」(GalleryHayashi+artbridge、東京)
2021 「GINZA ART YARD」(GINZA SIX 蔦屋書店、東京)
2020 「#Blombos Cave」(MEDEL GALLERY SHU、東京)
2016 「Put the stone」(みんなのギャラリー、東京)
2009 「immature efect」(GALLERY b. TOKYO、東京)
グループ展
2023 「点景」奥天昌樹×小左誠一郎 (Gallery10TOH、東京)2023 「In Different
Ways」(Gallery Hayashi+artbridge、東京)
2023 「Chapter1」奥天昌樹×萩野真輝 (KEN FINE ART、大阪)
2023 「When in Tokyo」(J12 contemporary art by Jason、香港)
2022 「WHAT CAFE EXHIBITION」(what cafe、東京)
2022 「Resuci-Anne」Masaki OKUTEN×Kentaro Takahashi (Gallery Ether、東京)
2022 「Relive -artworks FUkuoka 2022-」(UNION SODA、福岡)
2022 「art stage OSAKA」(堂島リバーフォーラム、大阪)
小左誠一郎
1985年 静岡県生まれ
画家。画題を「UPO(Unidentified Painting Object)」とし、絵画の根源的ななにかを生け捕りにすること、その不思議さに真っ向から対峙する。近年は描くことよりも塗ることによって、世界に新たな厚み(陰影)を与え続けている。ライフワークとして俳句を詠み、2020年に初の句集「101」を発行。
主な個展
2023「アパート」DAILYSUPPLYSSS, 東京
「百合圏」Yutaka Kikutake Gallery, 東京
2022「仮のダリア」TALION GALLERY, 東京
2020「U P O」Yutaka Kikutake Gallery, 東京
2018「谺せよ、UPO」Yutaka Kikutake Gallery, 東京
2017「剣と家具」三ツ葉屋家具店、福岡
「小左誠一郎 個展」gallary DEN、東京
主なグループ展
2023「都美セレクション|絵の辻」東京都美術館, 東京
2022「師岡制作所を記録する-師岡制作所の10年と周辺の作家たち」師岡制作所、埼玉
「びじゅつじょろん4」藤枝市市民会館、静岡
2020「鮭」AKIBA TAMABI 21、東京 「AT PAPER.11 出版記念展示」VOU / 棒、京都
2019「めぐるりアート静岡」静岡市美術館, 静岡
2016「NEW VISION SAITAMA迫り出す身体」埼玉県立近代美術館, 埼玉
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