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「Painting Recipes」

  • silverhouse25
  • 3月27日
  • 読了時間: 2分




Masaki Okuten

Shinnosuke Miyake

Secundino Hernández

SUPERFLEX


2025年3月28日(金)〜4月20日(日)

(月火休廊)

13:00-20:00

Gallery10[TOH]

渋谷区千駄ケ谷5-20-11 第一シルバービル1F


3月28日(金)18:00〜オープニングレセプション

展示協力:Art Office Shiobara




3月28日(金)より、Gallery10[TOH]では、グループ展「Painting Recipes」を開催いたします。

本展覧会は、アート作品を生み出すための「レシピ」に焦点を当て、素材からアート作品になるまでの因果関係、つまりペインティング作品を作り上げるための「レシピ」を制作の母体とし、アートの意義を見出す作家群を紹介します。

1990年東京生まれのShinnosuke Miyakeは、文房具屋でボールペンの試し書きを、キャンバスにコピーしたaccumulation of unconsciousnessのシリーズなど、誰もが身近に手に入れる事のできる日用品やサービスを用い、それらを「アート作品」へと変身させるための「レシピ」を 作り出し、そのレシピが作品の重要なコンセプトになっています。

1985年神奈川生まれの奥天昌樹にとってのレシピとは画面上の因果関係の積層にあります。

完成した作品を客観的に鑑賞し逆算的に解析することで、表現の純度を保ちながら、素材や制作プロセスを「成分表示」のように明確化する追体験が奥天の作品理解の核となっています。

1993年に結成したアーティスト・ユニット、SUPERFLEX のEuphoria Nowは、世界の紙幣それぞれに使われている色とその配色(割合)を調べて、同じ色を同じ割合で背景色としたペインティングシリーズで、コインの裏表であるグローバル経済の陶酔的な効果と、虚無的な影響を同時に想起させます。


「レシピ」は作者のアイデンティティと切り離すことが可能で、誰でも制作の再現を可能にするためのプロセスを指しますが、

「レシピ」になぞって再現すればアート作品は生まれるのでしょうか。


過去の作家は、国や政府の厳しい表現規制の中、当時は許されない本音を工夫して表現してきました。現代の作家はそうして過去の作家が紡いだアートのレシピを「温故知新」として受け継ぎ、どのように制作に取り入れているのでしょうか。

国や年代を超えた作家の作品を並べることで見えてくる、様々なレシピが影響しあう因果関係も本展の見どころの一つとなります。ぜひご高覧ください。


 
 

©️YOYOGI BROADWAY BY 10NY

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