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菅実花「シスターフッド」


2023年7月8日~2023年7月30日


菅実花はこれまで、作家自身の頭部を型取りしてそっくりに作った人形と一緒に撮るセルフ・ポートレートの「あなたを離さない/I Won’t Let You Go」シリーズを手掛けてきました。

どちらが人形か見分けることが難しく、双子の姉妹のように見えることで、視覚的な判断の不確かさを明らかにする作品群です。


しかし今日においては、単純な外見の精度よりも、愛情やコミュニケーションを感じ取れるかどうかの方が、人間性として重要だと考えられているのではないでしょうか。

本展では、ラブドールメーカー・オリエント工業の協力で複数体の等身大人形を撮影した新作《Happy Dinner Party》を中心に展示いたします。


《Happy Dinner Party》は、3人の女性がカナッペを作りながら悩みを打ち明けあう様子を人形を使って写真で表現している作品です。より人間的な感情に注目し、特に女性同士の連帯「シスターフッド」をテーマにした展覧会です。



菅実花

1988年生まれ。2021年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻博士後期課程修了。2016年にラブドールを妊婦の姿に加工しマタニティフォトを模して撮影した修了作品《The Future Mother》で注目を集める。大衆的な写真文化と、人形の文脈を交錯させた写真・映像作品を手がけ「人間と非人間の境界」を問う。人形を撮った写真という二重にメディア化されたイメージを用いることによって、生命と非生命、生と死、本物と偽物、過去と未来など、対比そのものを撹乱する。主な個展に2019年「The Ghost in the Doll」原爆の図丸木美術館(埼玉)。2021年「仮想の嘘か|かそうのうそか」資生堂ギャラリー(東京)。出版に2018年共著『〈妊婦〉アート論』(青弓社)。2021年より『週刊読書人』で写真とエッセイを連載中。VOCA展2020奨励賞受賞。







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